ここでは寝たきりの状態に起こりやすい、床ずれについてご紹介いたします。
赤ちゃんが寝返りをするようになるのは、大体生後6か月くらいです。
7か月の姪がいますが、最近寝返りを始めたようです。
このことからわかるように、寝返りは、自然に、無意識にしている行動ではありますが、
呼吸や排せつのように、寝返りは生まれつきできるわけではないという事です。
寝返りをするだけの筋肉の発達が必要なのです。
そして、これも赤ちゃんの寝返りを見ればわかりやすいのですが、
柔らかい布団の上では、なかなか寝返りができなくても
(柔らかい布団の上に赤ちゃんを寝せると窒息する危険性が高いので、目を離さないでください)
硬いマットレスやたたみ、床の上などでは寝返りができる、という子も多いものです。
これは、柔らかい布団では、硬いマットレスや畳や床よりも
たくさんの筋肉が必要だという事です。
そして、年齢とともに筋肉が衰えてしまった高齢者にも、同じことが言えるのです。
床ずれは、骨や体の出っ張った部分に圧力や摩擦が加わることで発生します。
もちろん、短時間なら発生しません。
お尻や背中、後頭部、ひじ、かかと、ふくらはぎに多く発生します。
耳、肩、腰、骨盤、膝、くるぶしに多く発生します。
耳、肩、鎖骨、乳房、性器、膝、足指に多く発生します。
赤ちゃんの寝返りを例にご説明しましたが、
寝返りにはある程度の筋力が必要です。
体が老化するにつれ、筋力も減退し、寝返りを打つことが難しくなってきます。
しかも、細胞や組織の耐久性が低下しているために、
以前は耐えられた酸欠状態でも、細胞が耐えられずにダメージを受けてしまいます。
ですから細胞の劣化に伴って、
本来ならば、寝返りの回数が多くなっていなければいけない状態なのです。
要するに、うっ血状態に耐えられる時間が短くなっている、という事です。